私たちREBORNは西成区にありますが、徒歩5分の「新世界・通天閣エリア」は浪速区にあります。
どのように「区の境目」が策定されたかは定かではありません。大きな道路だけが「区境」になっているわけでもなく、普通の路地みたいなところが「区境」になっていたりして、普段は何も意識せず、浪速区と西成区を行ったり来たりしている訳です。
西成区と浪速区の意外な”食”の違い
「西成・新今宮」と「浪速・新世界」はそんな「なだらかな地続き」の関係にありますが、明らかに「区の境目がある」と感じるのが「焼肉の食べ方」です。
私たちREBORN界隈の西成区の焼肉店の主流は「1人用ガスコンロを前に置く」タイプであるのに対し、新世界エリアの焼肉店は「4人席炭火」のタイプが多くなっています。全国的に見れば新世界エリアの食べ方が今は圧倒的に多く、西成の焼肉はかなり少数派だと思います。
住所:大阪府大阪市西成区萩之茶屋1-7-15
REBORNから徒歩3分程度の距離です。
西成区で一人用焼肉スタイルが主流である理由
これは西成区、特にREBORNのある萩ノ茶屋周辺エリアが「日雇労働者の街」としてその歴史を刻んできた証しです。
組織に属さず身体一つで現場を渡り歩く日雇労働者が、日々の疲れを癒し、明日へのエネルギーを補給するために食する「焼肉」は、一人で黙々と食することができる「1人用ガスコンロ」が相応しい、と思います。
そんな「西成焼肉」の味付けの特徴は「しっかりとした濃い味付け」。
やや甘みのあるタレに漬けこんである店が多く、ごはんやビールに「しっかり激しく」マッチします。「体中の水分と養分」を全て吸い取られたのではないかと感じるくらい、炎天下の肉体労働で干からびてしまった体を「焼肉、ビール、白飯」で蘇生させてゆく快感はまさしく「至福」です。
西成焼肉で疲れを癒やし明日への活力のチャージはいかが?
ビジネスパーソンプランでお泊りのお客様がチェックインされるときのご様子を時折、拝見しています。
因みにこの記事の執筆者はフロントではなく内勤の者です。
ものすごくお疲れの雰囲気の中にも、旅装を解いた安堵感みたいなものをお客様の全身から感じ取ることがあります。
そんな時、「西成の焼肉とビールで是非ともリラックスして下さい」と思わず、声を掛けてみたくなることがあります。
さすがにそんなお声は掛けづらいので、その代わりにこんな文章をしたためでみました。
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