「日経MJ第44回(2017年度)飲食業ランキング」において「店舗売上高伸び率」部門で「串カツ田中」が全国第3位となりました。前年比伸び率39.2%驚異的な快進撃です。
東京・世田谷一号店を皮切りに首都圏を中心に166店舗の一大チェーンとなった「串カツ田中」。
そのルーツは私たちREBORNがある大阪市西成区にあります。
串カツ田中の公式HPには「串カツ田中の味は、大阪市の西成区でそのレシピが誕生しました」というタイトルがあり、串カツ田中の田中洋江副社長の今は亡きお父様・田中勇吉さんのレシピを受け継いだことが記載されています。
貫啓二社長と田中洋江副社長のコンビで東京・青山で京懐石料理のお店を大ヒットさせるも、2008年のリーマンショックで苦境に。
途方に暮れた両氏が起死回生・乾坤一擲の「賭け」に出たのが田中洋江副社長の「お父様・田中勇吉のレシピ」の活用。
「大阪の下町・西成の味を、東京を代表する住宅街・世田谷へ」。
この「賭け」は成功し、2016年9月には東証マザーズ上場を果たします。「大阪の串カツ」が単品で最初に株式上場を果たした「快挙」でした。
「串カツ田中」は「大阪の串カツ」を全国的に有名にした「大功労者」であることは間違いありません。東京の「串カツ田中」でその味に触れた人たちが「本場で、他のお店でも食べてみたい」と「通天閣・新世界」へわざわざ訪れるケースも増えたと、在京の友人に聞いたことがあります。
串カツは、本当にお店によって味が異なります。
「新世界・通天閣」には50店舗余の串カツ屋さんがありますが、それぞれお店ごとの「個性」があります。
それもそのはずで、「ソースには何をどのような配分で使うのか」「衣の生地の原料は何か」「油は何を使い、温度は何度で、どれくらいの長さ揚げるのか」「材料はどこの何をどう使うのか」など多くの「差別化できる項目」に分かれます。それはあたかもラーメンが、「麺」「スープ」「具」「食べ方」の組み合わせによって無限の組み合わせがあるのと似ています。
「串カツ田中」によって「大阪の庶民の味・串カツ」の知名度が全国的に上がりました。食べる人が増えれば、それを売りたい人が増え、食の現場は活発に動きます。本場「新世界」の串カツもその「味の個性」が多様化し、若い人たちの新規出店が増え始めました。
これからもREBORNは地元の一員として、「大阪の串カツ」を応援し続けます。
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